日本で仕事を探すとき、ネットなどで「求人票(きゅうじんひょう)」=job informationを読まなければなりませんね。
求人票には、その仕事の内容や大切な情報が書かれています。
この求人票を読み、求人に応募(おうぼ)=apply するかどうかを決めます。
求人票にはたくさんのことが書かれていますので、
今回は以下の求人票モデルを見ながら、日本の求人票の読み方を説明していきます!
仕事内容 / Job Description
1. 職種(しょくしゅ)=type of occupation
ここには、「営業」「総務」「エンジニア」など、仕事の種類が書かれています。
ここを見て、あなたができる仕事か、やりたい仕事かを決めましょう。
2. 仕事内容(しごとないよう)=Job Description
ここには、詳しい仕事の内容が書かれています。
職種が「営業」の場合、「どんな製品を売るか」「どんな人に売るか」など、詳しい内容が書かれています。
仕事内容をよく読んで、あなたが挑戦したい仕事かどうか考えてみましょう。
3. 雇用形態(こようけいたい)=employment status
「雇用形態」には、「正社員」「契約社員」「派遣社員」などの、雇用の種類が書かれています。
外国人の場合、どの雇用形態でも「就労ビザ」を取ることができますが、
契約の長さが違うので、長く安心して働きたい場合は「正社員」をおすすめします。
ここで「契約社員」や「派遣社員」を選んでしまうと、数年後にまた新しい仕事を探さなければなりません。
4. 雇用期間(こようきかん)=period of employment
雇用期間は、仕事を続けることができる契約の長さです。
「正社員」の場合は、期限が決まっていませんので、あなたが辞めるまでは仕事を続けることができます。
その他の雇用形態の場合は、期限が決まっている場合がほとんどです。
ここを注意して読むようにしましょう。
5. 就業場所(しゅうぎょうばしょ)=place of work
ここには、あなたが働く場所が書かれています。
本社が書かれている場合が多いので、本社以外で働く場合は注意が必要です。
また、家からどのくらいかかるか、引っ越しが必要かどうかもよく考えましょう。
電車で通勤する場合、乗り換えが多すぎないかどうかなども見るといいでしょう。
6. 学歴(がくれき)=academic background
ここには、応募に必要な学歴が書かれています。
「大学卒業以上」「専門・短大卒業以上」などと書かれている場合が多いです。
自分の学歴が条件に合っているかどうか、しっかりチェックしましょう。
7. 必要な経験・資格(しかく)=Required Experience and Qualifications
ここには、応募に必要な経験や資格が書かれています。
例えば、ExcelやWord、PowerPointなどのPCの使用経験、営業の経験などです。
場合によっては「経験3年以上」など、年数が指定されていることもあります。
必要な資格は、自動車運転免許や、その仕事に必要な資格(介護、建築士など)が書かれています。
特にこの資格は、持っていないと応募ができないので、しっかりと読んでおきましょう。
8. 試用期間(しようきかん)=trial period
試用期間は、会社が採用した人を本当に採用するかどうか、決める期間のことです。
だいたい3ヶ月~6ヶ月ほどの場合が多いです。
また、この期間中は給与が少なくなる場合もあるので、しっかり見ておきましょう。
賃金・手当 / Wages and Benefits
9. 基本給(きほんきゅう)=base pay
基本給は、毎月もらう基本の給料です。
この基本給に手当や残業代がつくことが多いです。
また、ここからいろいろな税金が払われるので、この基本給を100%もらえるわけではありませんので、注意しましょう。
10. 定期的に支払われる手当(てあて)=Regularly Paid Allowance
ここには、いろいろな手当が書かれています。
例えば、リーダーなどになったときにつく役職手当、家賃をもらえる住宅手当などです。
ここに書いてある手当は、基本給にプラスしてもらえると思ってください。
11. 通勤手当(つうきんてあて)=travel allowance
毎月もらえる交通費の条件が書かれています。
交通費が「上限あり」の場合、あなたの家から会社までの毎月の交通費がそれで足りるかどうかを見ます。
車で通勤してもいいかどうか、ガソリン代がもらえるかもここでしっかりチェックしましょう。
12. 昇給(しょうきゅう)=salary raise
昇給は、「給与は上がるかどうか」が書かれています。
ずっと同じ会社で働く場合、将来もずっと同じ給料でもいいでしょうか。
将来あなたがどのくらい給料をもらいたいか、しっかり考えてみましょう。
13. 賞与(しょうよ)=bonus
日本語ではよく「ボーナス」と言いますね。
ここには、「ボーナスはもらえるか」が書かれています。
日本では、夏と冬の年2回、ボーナスを払う会社が多いです。
ボーナスがあると仕事のモチベーションも上がりますよね。
どのくらいのボーナスをもらえるのか、いろいろな会社と比べてみてみるといいと思います。
まとめ
いかがでしたか。
今日は日本語の「求人票」の見方を勉強しました。
大切なところが多いので、しっかり時間をかけて読んでみましょう。
次回は(2)です!
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