みなさんは、日本語はどんな言語だと思いますか。
よく、「日本語は難しい」と言われることがありますよね。
日本語を勉強したことがある人は、日本語の難しさが説明できますか。
きっと日本人であっても、日本語の難しさをよく理解している人は少ないのではないでしょうか。
日本語の中でも、漢字が難しい!というのは有名な話ですよね。
今回は、より詳しく日本語の難しさが説明できるように、日本語の仕組みや特徴を見ていきたいと思います!
漢字
まずは漢字です。
漢字は日本語の中でも最も難しく、日本語を勉強する外国人が苦しんでいるものの一つですよね。
なんと、日本の常用漢字(普段使う漢字)は2000字以上もあるのです。
そのため、ただでさえ記号のような漢字を全部覚えるのはとても大変ですよね。
さらに漢字には音読みと訓読みがあり、一つの漢字に複数の読み方があることも多いので、外国人にとっては混乱することも多いです。
例えば、「生」という漢字を見てみましょう。
・生活(せいかつ)
・生きる(いきる)
・生魚(なまざかな)
・一生(いっしょう)
など、いくつもの読み方があることがわかりますよね。
このように、同じ漢字であっても語彙によって読み方が全然違うのです。
漢字は日本人でさえ間違えたり、読めないものもあります。
最近はパソコンやケータイのおかげで、漢字の重要性は少し下がりましたが、日本で生活するなら必ず漢字を勉強しなければなりません。
カタカナ語
日本語には、カタカナの言葉も多いですよね。
カタカナの言葉は、「外来語」と呼ばれていて、外国の言葉をそのまま使うとき、カタカナを使います。
英語の言葉だからわかりやすいのでは?と思うかもしれませんが、日本ではフランス語やドイツ語の言葉も多く使われているんです。
また、「和製英語」という、外国の言葉が日本語になったときに意味が変わってしまった言葉もあります。
例えば、
「コンセント」(英語はoutlet)
「マフラー」(英語はscarf)などです。
これらは英語がわかる人でも、改めて意味を覚えなければなりません。
オノマトペ
オノマトペをご存知ですか?
擬音語や擬態語とも呼ばれていて、音や気持ちを表す言葉のことです。
有名なものだと、お腹が空いたときの「ペコペコ」、怒っている気持ちを表す「イライラ」、光っている様子を表す「キラキラ」などが挙げられます。
日本語のオノマトペは4000〜5000個もあると言われていて、他の国に比べてもとても多いです。
全部覚えるのは大変ですが、日本人の会話にはこのオノマトペがよく出てくるので、基本的なオノマトペを覚えておくことは大切です。
とはいえ、オノマトペは似ているものがたくさんあるので、その違いを理解するのは簡単ではありません。
オノマトペを間違えて使うことで、伝えたいこととは違うことを伝えてしまう場合もあります。
敬語
仕事で日本語を使用する外国人を苦しめるのが敬語です。
日本では上下関係はとても大切で、特に働く場面では相手に失礼のないよう、適切な敬語を使って話すことが重要です。
敬語は日本人にとっても複雑で難しいので、外国人にとってはさらにハードルが高いものだと思います。
敬語の中にも、丁寧語・尊敬語・謙譲語と複数の種類があります。
これを使いこなすには、上下関係などの日本の文化的な面も理解しておく必要があります。
覚えるだけではなかなか使えるようにはならないので、何度も実際に使ってみて慣れていくのがおすすめです。
まとめ
今回は日本語の難しさについて紹介しました。
改めて、日本語は難しいな〜と思いましたか?
もちろん、今回ご紹介した以外にも、日本語の難しいところはたくさんあります。
また、自分の母語によっても、日本語の難しさを感じるポイントは変わってきます。
日本語は難しいけど、それも少しでも楽しいと思えたらいいですよね!
難しい日本語をマスターしたらかっこいいな〜!