みなさんは、日本で仕事やアルバイトを探すとき、「履歴書(りれきしょ)」=resumeを書いたことがありますか。
履歴書は、会社があなたのことを一番最初に知る大切なものです。履歴書をちゃんと書かなければ、面接に行くこともできませんよね。
今回は、仕事を探すときにとても大切な履歴書の書き方を一緒に勉強しましょう。
これは、履歴書のモデルです。
この履歴書モデルを見ながら、順番に説明していきます。
基本情報 / basic imformation
まず最初は、あなたの基本的な情報を書きます。
(1)履歴書を書いた日付
ここには、この履歴書を書いた日がいつか、書いてください。
日本では、年を書くとき、「2022年」などの西暦(せいれき)と、令和4年などの和暦(われき)の2つの書き方があります。
ここはどちらでもいいです。
(2)氏名 (しめい)
ここはあなたの名前を書きます。
外国人の方は、カタカナで丁寧に書いてください。
ふりがなは、「ふりがな」と書いてある場合はひらがな、「フリガナ」と書いてある場合はカタカナで書きます。
(3)
・生年月日 (せいねんがっぴ)
こちらはあなたの誕生日です。平成か昭和か、間違えないようにしましょう。
「満20歳」というのは、「今何歳か」ということです。
・性別 (せいべつ)
男か女か、あなたの性別に丸をつけましょう。
・携帯電話番号/E-mail
間違えないように書きましょう。
(4)現住所 (げんじゅうしょ)
あなたの家の住所を書きます。
マンションに住んでいる人は、マンションの名前や部屋の番号まで書きます。
ここにも、ふりがなを忘れないように書きましょう。
ここの電話番号は、家の電話番号のことです。若い人は家の電話番号を持っていない人が多いので、書かなくていいです。
「連絡先」はもう一つ住所がある人のためなので、書かなくてもいいです。よく国に帰ることがある場合、国の住所を書きましょう。
(5)証明写真 (しょうめいしゃしん)
証明写真はを貼ります。
パソコンで履歴書を作る場合、証明写真のデータをパソコンに入れて、貼ってください。
スーツで、身だしなみを整えた写真を撮ったかどうか、よく確認してください。
学歴・職歴 / education, work history
次は、学歴と職歴を書きましょう。
(6-1)学歴 (がくれき)
ここには、中学校の卒業から、大学の卒業までのあなたの学歴を書きます。
卒業した年と月を左に書きます。そして、「〇〇中学校卒業」のように、学校の名前を書いてください。
大学は、学部や専攻まで詳しく書きましょう。
(6−2)職歴 (しょくれき)
職歴には、今までの仕事を書きましょう。
左には、その会社に入った年と月を書きましょう。
例:2018年4月 〇〇会社 入社
辞めた会社については、
例:2019年4月 〇〇会社 退職
と書いてください。
まだその仕事を続けている場合は、「現在に至る」と書きましょう。
最後に、「以上」と書いて終わりです。
免許・資格など / licence and qualification
次は、免許や資格です。
(7)免許・資格 (めんきょ・しかく)
ここには、語学などの資格や、車の免許を書きます。
左の年と月は、それに合格した年と月を書いてください。
JLPTに合格した人は、
例:2020年7月 JLPT N2 取得
と書きましょう。
(8)
・通勤時間(つうきんじかん) / 最寄駅(もよりえき)
通勤時間は、あなたの家からその会社までどのくらいかかるかを書きます。
最寄駅は、あなたの家の一番近い駅です。
駅の名前だけではなく、「JR山手線」「東京メトロ丸の内線」など、線の名前も忘れずに書きましょう。
・扶養家族数(ふようかぞくすう) / 配偶者(はいぐうしゃ) / 配偶者の扶養義務 (はいぐうしゃのふようぎむ)
扶養家族とは、生活の面倒をみなければいけない子供などの家族のことです。
子供の数を書きましょう。
配偶者は、結婚している相手のことです。
奥さんやご主人がいる人は、「有」に丸をします。
配偶者の扶養義務は、パートナーを経済的にサポートする必要があるかどうかです。
奥さんやご主人の年収が130万以下で、あなたの収入が多い場合に「有」に丸をします。
特技・趣味など / skills and hobbies
最後に、特技や趣味、志望動機などを書きます。
(9)
・特技・趣味の自己PR
ここには、学生時代の部活動や習い事、取り組んでいたスポーツについて書きます。
もし仕事に活かせる特技があれば、それを書きましょう。
例:パソコンスキル、動画の編集など
あなたがどんな人かを知る場所でもあるので、正直にあなたのことを書いてください。
・志望の動機
ここには、なぜその会社に入りたいかを書きます。
会社の人はここをとてもよく読むので、しっかり考えましょう。
「他の会社ではなく、この会社がいい」ということを、詳しい理由をつけてアピールしましょう。
(10)本人希望記入欄
ここには、その会社で働く場合にあなたが希望する条件を書きます。
アルバイトの場合、何曜日の何時にシフトに入りたいかを書きましょう。
また、支社がいくつかあって、希望の勤務地がある場合も書きましょう。
ここでは、大切な希望以外は、あまりたくさん希望を書きすぎないように注意しましょう。
まとめ
今回は履歴書の書き方を説明しました!
最近はパソコンで履歴書を書く人が多いので、1回作ればいろいろな会社で使うことができます。
ちょっと大変ですが、面接に行く前のとても大切なプロセスなので、丁寧に作りましょう。
できればできあがった履歴書を、友達や先輩に見てもらい、アドバイスをもらうことをおすすめします!
JAPADYの先生に、履歴書の書き方ついてもっと聞いてみよう!